気軽に始める「精油」のあれこれ。
20代の頃にアロマハーブ検定を取得して、思っていたより気軽に始められたので
こちらの記事ではサクッと『精油』のことをまとめて、お手軽に試せる使用方法をご紹介します。
ペットがいる場合、注意点をご覧ください。
じっくり調べたい方は、各アロマの協会のホームページをご覧ください!
1.精油、エッセンシャルオイル、アロマオイルとは?
『精油』とは
植物の有効成分を高濃度に抽出した天然の芳香油。
合成香料を含まない天然成分100%のオイルです。
『エッセンシャルオイル』とは精油のこと。
精油と同じ意味です。
『アロマオイル』は精油ではありません!
合成香料を含むオイルです。
よく耳にする「アロマ」とは「香り」の意味です。
「アロマテラピー」とは、精油を使って心身ともにケアをしていく自然療法。(直訳=香りで治療)
『精油(エッセンシャルオイル)』と『アロマオイル』はどちらも香りを楽しむことには有効ですが、
アロマオイルには「天然成分がもたらす作用」がほとんど含まれていません。
成分が「天然成分」なのか「合成香料」か、
ラベルを見て確認します。
2.精油の作用とは
■身体への作用
神経系の働きを鎮めてリラックスさせる「鎮静作用」
ホルモン分泌を調整する「ホルモン調節作用」
免疫を活性化させる「免疫賦活作用」(めんえきふかつ)
胃腸の消化活性化「消化促進・食欲増進作用」
胃の働きをよくする「健胃作用」
など。
■その他の作用
細菌やカビなどの増殖を抑える「抗菌・抗真菌作用」
ウイルス増殖を抑える「抗ウイルス作用」
虫を寄せ付けずらい「虫よけ作用」
など。
効能は「植物」「品種」によって作用が異なります。
3.どうやって効果を得るのか
精油の成分はとても小さく、各パターンで体へ取り込まれます。
■鼻から脳へ伝達
鼻の粘膜→解析→電気信号に変換→大脳辺縁系に伝達→視床下部へ→ホルモン、免疫系の分泌を促進→体内
■皮膚から吸収
皮膚の表面から→下の真皮へ浸透→体液、血液、リンパ液などに取り込まれ→体内
■肺から吸収
鼻や口から吸収→鼻や肺の粘膜→血管壁→血液に吸収→体内
■消化官の粘膜から吸収
内服→体内
※これは危険なのでやらないでください。
4.精油の選び方
自分の気に入った香りが、今の体に合っているので「心地良い香り」を選びます。精油(エッセンシャルオイル)を購入する場合は、
■「精油」もしくは「エッセンシャルオイル」の記載がある。
■「植物の※学名」「産地」「※抽出法」が記載されている。
■「成分」が100%天然成分(植物)
■「遮光瓶」に入っている。
※「学名」とは、どの植物種か正確に示すための世界共通の名称。
※「抽出方法」が、「溶剤抽出法」の場合、溶剤を使用して成分を柔らかくし、効率的により多くの量の精油を抽出する方法です。
(溶剤が多少残る場合があります。心配な方は避けてください)
あとは開封前の使用期限があるので確認。
成分が「100%天然成分(植物)」であれば精油に当てはまると思いますが、ブランドによって記載のされ方が異なったり文字が小さいので、迷ったらお店の人に聞いてみてください。
※右の精油は、ジャスミン3%の精油と天然オイルを配合したものです。
100%ジャスミン(材料費が高いお花)の精油は高いのでこちら購入しました。それでもしっかり香ります!
高価なお花の香りが気に入ったけど、お手頃で価格で始めたい方にお勧めです。
『無印用品』で販売している精油は、上記がわかりやすかったです!
小さい瓶でこれだけしか入ってないの?!と思うけれど、一度に2~3滴ほどの使用なので、なかなか使い切らないです。
【なんとなくの目安】
開封後「柑橘系は6か月」その他は「1年以内」を目安に使い切るようにします。
柑橘系は安い傾向、薔薇など花系は高い傾向にあります。
精油を作る際に使用する量が多いか、少ないか。材料が大量に獲れるか、獲れづらいか。それにより値段の差が出やすいです。
精油は大体1000円程度から売られています。
初めは扱いやすくリラックス効果の高い『ラベンダー』がお勧め。(皮膚に直接触れても大丈夫な精油、落ち着き、身近な香り)
元気な気分、活動的になりたい場合は『柑橘系』の「レモン」「オレンジ」「グレープフルーツ」がお勧め。(なじみある香り、爽やか、値段が安価)
5.注意点
精油は植物の成分を濃縮しているものなので注意点があります。
■妊娠中、授乳中、お子様が使用する際は、使用前に医師または薬剤師に相談してください。
■ラベンダー、ティーツリー以外の精油はそのまま肌につけない。
■人それぞれに合う、合わない精油がある。無理をしない。
■ペットへの配慮。
ペットがいない所でやるのがベター。
ペットが嫌がらないか配慮することは同じですが、精油以外の自然な香りも好きなので、こちらの記事を作りました。参考にしてみて下さい。
【茶香炉】の始め方と【緑茶以外の感想】 - nyanya0510の日記
■濃度の高い強い香りをかぎ続け頭痛など体調不良がでた場合、新鮮な空気を吸える場所に移動し、休む。
■しっかりふたを閉めて直射日光を避け、湿気の少ない涼しい場所で保管。
6.精油1本から始める簡単な使用法。
「ディヒューザー」「精油対応可能の電化製品」での使用法が主流だと思います。
最近だとコンパクトなもので、税別2000円で売られていました。
※「洗いやすさ」「稼働時間」「精油が適応できるか」を確認します。
そうなると予算は精油と合わせて、3500円程度だと思います。
まだ精油にハマるかわからない時に、
精油1本の初期費用から始める方法もあるのでご紹介します。
①ティッシュ1枚を丸める。
②精油を2-3滴たらす。
③好きな場所に置く。
コップなどの容器に入れると安定します。
精油は油で酸化するので「香り」「性質」が変化します。
ティッシュだと使い捨てができ、容器を洗う手間が省けます。
私はディヒューザーがあっても、めんどくさい時はこれでやります。
寝る前に枕元に置くと気分も変わりリラックスにつながります。
※香りが強いと逆効果なので、ほんのり香るくらいの距離感に置いてください。
2~3種類程度がお勧めです。
グレープフルーツ・一般受け良い爽やかな香り!
シダーウッド・木の落ち着く香り!
レモン・想像通りの爽やかな香り!
スイートオレンジ。馴染みある香り!安価。
ラベンダー・リラックスにおすすめ!
真正ラベンダー
オーガニック・レモン
各植物の「品種」や「オーガニック」かどうかにより値段が変わっています。
7.まとめ
私はジャスミンの香りが気に入って購入しました。後から効能を調べると、
心への効能=不安や恐れを和らげる。
身体への効能=子宮のハーブと言われ生殖機能を高める。
この香りが好きな理由に納得しました、、、。このような感じで自分を知るのも面白いと思います。
精油は薬より効果が緩やかなものの、自然成分で副作用も少ないです。
傷薬に使われていたり、感染症予防でアロマを焚いたり浄化、除霊、儀式など
医療品から生活必需品として昔から幅広く使われてきました。
今では研究が進みに、美容と健康、介護や医療などで、活躍しています。
普段のケアが心体の不調の予防、回復に繋がると思います。
アロマセラピーや精油という言葉は距離感を感じやすいですが、なにか良いきっかけになったらいいな!と思い記事にしました。
読んでいただきありがとうございました!